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欧州で新たなプロリーグが誕生、支援実施を申し入れました

 去る5月8日、オランダ・アムステルダムにて欧州のトップクラブの関係者らが集まり、新連盟「欧州プロ野球協会(European Association of Professional Baseball, EAPB)」の旗揚げと、その傘下での新たなプロ野球リーグ「ユーロリーグベースボール(Euro League Baseball, ELB)」の2016年4月からのオペレーション開始が決議・宣言されました。

http://www.euroleaguebaseball.com/

 この歴史的な会合には、ウィム・バンデンハーク会長(リック・バンデンハーク投手(ソフトバンク)の実父であり、息子が立ち上げたヨーロッパビッグリーグツアーでも実行委員長を務めた人物)と創業者のヤン・マールテン・コップス氏、広報官のヤン・ヴァンデルサンデ氏の3者に加え、T&Aサンマリノ・タイタンズ(サンマリノ)からマウロ・マゾッティ氏、ルーアン・ハスキーズ'76(フランス)からキーノ・ぺレス選手兼任監督とオーウェン・オザニック投手、ヴァッセン・パイオニアーズ(オランダ)からコー・ハスペルス氏とピーター・ファンクルースター氏、キュラソー・ネプチューンズ(同)からジェリー・ヴァンデンオーバー氏が参加。初年度のリーグラインナップを下記の通りとすることがアナウンスされました。

・T&Aサンマリノ・タイタンズ
・ヴァッセン・パイオニアーズ
・キュラソー・ネプチューンズ
・ルーアン・ハスキーズ'76
・セナート・テンプライアーズ(フランス)
・C.B.サンボイ(スペイン)
・ベースボール・バルセロナ(スペイン)
・レーゲンスブルグ・レギオネーレ(ドイツ)
・ハイデンハイム・ハイデコッフェ(ドイツ)※
・UGFフォルティチュード・ボローニャ1953(イタリア)※

※現時点では正式な加盟メンバーではないものの、近日中のサインアップが確実視されるクラブ

 ここにリストアップされた10球団は、各々の球団のビジョンや予算、地理的分布などを考慮されて加盟が決定したものですが、いずれも欧州球界を代表する強豪クラブ。たまたま組織上はセミプロという立場をとってきましたが、いずれも各国の現役代表選手やプロ経験者を多数揃え、フィールドオペレーションの部分では既にセミプロの域をはるかに凌駕している球団ばかりです。彼らが一発勝負であればトップレベルの国々とも互角以上に戦えることは、今春の日欧野球における欧州代表が既に証明済み(むしろ、あの2試合でともに善戦以上の戦いを披露できたことが、関係者たちの心に火を点けたのかもしれません)。

 欧州球界においては、大陸を横断した形で争われるプロリーグの立ち上げは長きにわたって渇望されてきました。「欧州における野球が、マイナースポーツからメジャースポーツへのブレークスルーを果たすこと」「メキシカンリーグなどに次ぐ程度の立ち位置のプロリーグが誕生し、移籍市場において新たな選手の流れが生まれること」といった点でELB構想実現には大きなメリットがあり、また国際オリンピック委員会(IOC)のお膝元であるヨーロッパでのリーグ戦ということで、間接的には五輪復帰運動に対してもポジティブな影響をもたらすことになるでしょう。

 もちろん、リーグ戦の開幕までには非常に多くの課題をクリアせねばなりません。特に選手給与や遠征費を負担するリーグスポンサーの確保とメディア対策、安定した観客動員を獲得する経営戦略構築は、その中でも最も重要な課題と言えそうです。2008年頃には、当時の欧州野球連盟会長だったマルティン・ミュラー氏(ドイツ)が主導する形で、ELBと同様のリーグ戦構想が持ち上がったものの、既にこの時プロ化に向けて独自の動きを見せていたイタリア球界とバッティングすることなどがネックとなり、予定されていた2010年からの開幕が実現できなかったということも経験しています。この構想が発表されて以降、欧州球界の現場でもこのプランにはやはり賛否両論があるようですが、7年前の二の舞になることだけは関係者としては当然避けたいところです。

 そうした背景を踏まえ、NPO法人国際野球支援団体ベースボールブリッジでは去る16日に実施した定期MTGにて、このリーグに対する支援を実施する方針を満場一致で決議。本日バンデンハーク会長に対して、日本国内におけるリーグの広報活動やスポンサー探しといった分野で協力したい旨を直接申し入れました(なおバンデンハーク会長については、レギオネーレのイバン・ロドリゲス監督よりご紹介に預かり、既に一度やりとりを行っています)。

 支援の具体的な内容としては、日本語版のリーグ公式サイトの立ち上げと運用、大手広告代理店と協力してのスポンサー候補企業のリーグへの紹介、また日本球界経験者のエージェントとしての供給などを考えています。広告代理店との協働については、日欧野球の折にお世話になった社員の方にご相談させていただき、協力は可能との返答を頂戴しています(ただし、先方ではまだ正式な決裁は下りていません)。また、国内でのELB公式戦観戦への需要が高まってきた場合には、旅行代理店とタイアップしての観戦ツアーの実施といったアイデアもMTGの場では前向きに検討されました。

 こうした活動は、従来取り組んできたボランティア的な活動とは一線を画し、団体の運営方針を「ビジネスモード」に本格的に切り替えていくきっかけとなるものです。非営利団体として、「出身国・地域に関係なく、才能と努力次第で誰もがトップレベルで野球をプレーできる環境をつくる」というミッション達成のために動いていく方針に変わりはありませんが、一方で欧州球界のさらなる発展のためにはビジネス的な部分での強化が必要なことも事実です(この点に関しては現場でプレーしている選手たちとも意識を共有しています)。ELB側から色よい返事がまずは得られること、そして予定されている来年4月の開幕を実現するために、実りある活動ができることを心から願っています。今後とも、ベースボールブリッジに対する変わらぬご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

NPO法人国際野球支援団体ベースボールブリッジ
代表 田中亮多
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野球があまり盛んではない国々(野球マイナー諸国)への野球用具の送付や啓発イベントの開催、その他様々なプロジェクトの実施を通じて野球競技の国際的普及とメジャースポーツ化を目指すNPO法人です。現在新メンバーを鋭意募集中です。参加希望の方はrecruit@baseball-bridge.orgまで!!

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