スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

欧州野球ツアーズ~ドイツ編~

 勤勉かつ合理的で真面目。愛想はよくないが仕事の腕は超一流で、細かい部分まで徹底的にきっちりこなす。見た目の派手さや華やかさとは無縁でも、中身には全幅の信頼がおける実直なタイプ。「ドイツ人」というキーワードから連想されるこうしたイメージ、納得される方は多いんじゃないでしょうか。プレーに如実に国民性が出るとされるスポーツの世界でも、ドイツ代表は大抵「地味だが決めるべきところは決める玄人好みのチーム」と認識されることが多いように思います。それだけに野球ドイツ代表のプレースタイルには、そのイメージとのあまりのかい離っぷりに驚かれる方もきっと多いはずです。
 ドイツ野球の基本的なベースは意外にもアメリカ流。打線には当たればデカい扇風機をずらりと並べ、一発長打で流れをひっくり返すという豪快さを特徴としています。もちろん、それが可能なのは欧州人の中でも抜きんでているフィジカルの強さがあるから。似たようなタイプが多いだけに小細工は効きづらい半面、下位打線でもツボに入れば一発を打てる力は持っているため、相手投手にとっては厄介。海外領土出身者や移民の登用も多い他国と違い、ネイティブ中心で勝負できるのもドイツの特徴と言えます。
 ただ、2012年秋のWBC予選でトップレベルとの対戦を経験して以降は、代表資格を持つドイツ系外国人を招集したり、攻撃で小技や機動力を絡めたスモールボール的側面を見せたりと、そうした従来からの特徴には変化が生まれ始めているのも事実。今後は其々のいい部分を組み合わせた、ハイブリッド型を志向していくようになるかもしれません。
 2011年のW杯(パナマ)に欧州勢の一角として参戦するなど、ここ最近成長著しいドイツ球界ですが、その躍進は欧州でも最大規模の国内リーグ「野球ブンデスリーガ」に支えられています。1部リーグに加盟する球団の数はNPBよりも多い16。加盟球団には財政や球場設備等についての厳しい基準があり、クリアできなければ容赦なく下部リーグに叩き落されるタフな環境です。そこに、2014年からは久々の日本人となる広高竜世投手(ケルン・カージナルス、沖学園高出身)が参戦予定。その奮闘ぶりに注目したいところです。
 世界屈指の大国でありスポーツにも熱心なドイツだけに、野球をプレーする環境のスケール感にもマイナー競技らしからぬ点が沢山あります。全国におよそ300はある球団数、欧州で最大の3万人を数える協会の登録選手数。レーゲンスブルグにある「アーミンウルフ・ベースボールアリーナ」をはじめ、マイナーリーグと見まがうほどの素晴らしいボールパークも数えきれぬほどです。2013年にはついに初の大リーガーであるドナルド・ルッツ(レッズ)も誕生し、今後の更なるスタープレーヤーの誕生も大いに期待されます。オランダとイタリアの両横綱を彼らが追い抜くのは、果たしていつになるのでしょうか。
スポンサーサイト

テーマ : 野球全般
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

baseball-bridge

Author:baseball-bridge
野球があまり盛んではない国々(野球マイナー諸国)への野球用具の送付や啓発イベントの開催、その他様々なプロジェクトの実施を通じて野球競技の国際的普及とメジャースポーツ化を目指すNPO法人です。現在新メンバーを鋭意募集中です。参加希望の方はrecruit@baseball-bridge.orgまで!!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。