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欧州野球ツアーズ~チェコ編~

 僕のブログである欧州野球狂の詩ではよく、オランダ・イタリア・スペイン・ドイツの4か国をまとめて「欧州球界の四天王」と紹介していますが、ではそれに次ぐ5番手はいったいどこなのかは、非常に疑問に思われる部分かもしれません。上記4か国に次ぐ勢力としては、チェコ・スウェーデン・イギリス・フランスなどが該当するのですが、中でも成長著しい国と言えるのはチェコではないでしょうか。

 2013年度のWBSC(世界野球・ソフトボール連盟)ランキングで27位にランクインしたチェコは、2012年9月にオランダで開催されたヨーロッパ選手権で、4強に次ぐ総合5位に。その直後にドイツ・レーゲンスブルグで行われたWBC予選ドイツラウンドにも、オランダとイタリア以外の欧州勢として初出場(他にスペイン・ドイツ・イギリス・フランス・イスラエルが出場)を果たしました。同大会ではドイツとイギリス相手に大敗し白星はなりませんでしたが、スラブ諸国初のWBC出場国として大会に新たな歴史を刻んでいます。

 チェコ代表の売りはその打線。元シアトル・マリナーズ傘下のマイナーリーガー、パベル・ブドスキー(前AVGドラッシ・ブルノ、現役引退済)から主砲の座を受け継いだヤコブ・マリク(オストラヴァ・アローズ)、彼の同僚で若き正捕手のペトル・チェフ(奇しくもチェルシー所属の世界的GKと同姓同名)など、ラインナップには好打者がずらりと並びます。投手陣はボリス・ボカーイ(前レーゲンスブルグ・レギオネーレ/ドイツ)とヤン・レハーチェク(前ヴァッセン・パイオニアーズ/オランダ)の左右のエースを中心に、右の下手投げや変則左腕、さらには捕手との二刀流など個性派揃い。相手打者に的を絞らせない多彩な継投は、初見で相手投手を攻略せねばならない国際大会では脅威と言えます。

 チェコの国内リーグであるエキストラリーガには8球団が在籍。各チームが5試合総当たり、計35試合のレギュラーシーズンを戦い、上位6球団がプレーオフに進出します。ここ最近リーグの覇権を握っているのは、ブドスキーが在籍していたドラッシ。英語風に言うなら「ブルノ・ドラゴンズ」、漆黒の戦闘服が特徴的なこのチームは、1995年から2010年までV9巨人も真っ青のリーグ16連覇を達成した、国内では圧倒的とも言える戦力を誇ります。欧州各国のトップクラブが出場するクラブ選手権「ヨーロッパカップ」でも常連であり、今や欧州を代表する野球チームと言っても過言ではないでしょう。

 国全体の人口や有力な北米への移民が多いわけでも、MLB傘下のトッププロスペクトがいるわけでもないなか、地道に強化を続け今日の地位を獲得するまでに至ったチェコ球界の努力には、本当に頭が下がります。文字通り0の状態から積み重ねてきたハードワークが、いつの日かさらに大きな花を咲かせることを祈るばかりです。
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